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【Primal Scream/RIOT CITY BLUES】ディスクレビュー
今日は、少し早起きをしたから、出勤前にHMVに寄った。
プライマルスクリームが新譜をリリースしていたのを忘れていた。聴かなくちゃ。

HMVに入る。
するとCourner shopの曲が知らないリミックスでかかっていた。
店員さんに聞くとFatboy slimリミックスだという。すかさず試聴。

近くにYUIの新譜を発見。タイヨウのうたの主題歌がリリースされていた。

Courner shopに興味を持った手前試聴しに行きにくいったらあーりゃしない(刑事貴族の水谷豊風)。
とりあえず我慢してプライマルの試聴へ。3曲聴いて購入ケテーイ。

プライマルの新譜の下に、隠すようにしてYUIの新譜も滑り込ませる。
中学生がエロ本買うときみたいで恥ずかしかった。






以下、rockin'on風ディスクレビュー。

【Primal Scream/RIOT CITY BLUES】ディスクレビュー

【Primal Scream/RIOT CITY BLUES】ディスクレビュー_b0108922_23542934.jpgプライマルが帰ってきた。乾いたロックンロールを鳴らしながら。
聴いた瞬間そう思った。

1曲目「country girl」と2曲目の「nitty gritty」はミック・ジャガーが腰をくゆらせながら唄う姿、3曲目「suicide Sally&Johnny guitar」にはベンジーのイノセンスを、4曲目には同じくブランキーの焦燥感を見たのだった。


「give out,but,don't give up」以降、デジロックとも揶揄される方向に進んでいったボビー・ギレスピー。
「The bends」以降、さらに暗い闇の、ロックの深淵に身を投じていったトム・E・ヨーク。

当時僕は彼らについていけなかった。置いてかれるような感じすらしたものだ。
確かに、彼らはそれ以降の作品で商業的にも成功を収め、絶大な支持を得ていったのだが、僕はそれに嫌悪し嫉妬した。
ちゃんと耳を傾けることが出来ない時代があった。彼らは変わったと。

そう思った人間も少なくないであろうこの過程の後、今作をドロップした彼らに原点回帰の意識はないだろう。
進化しているのだから。
全曲を繰り返し聴いて、冒頭の考えは覆される。
きっと帰ってきたつもりは彼らには無い。

でもやっぱり、「cry myself blind」で、
「泣いて 泣いて 泣いて 僕は目が見えなくなるほど泣き続ける」
と唄った頃のボビー・ギレスピーが帰ってきた。

そう思わずにはいられない。

Riot City Blues
Primal Scream / Sony International
スコア選択: ★★★★
by ysk-journalintime | 2006-06-15 00:01 | 音楽